初志貫徹・・が理想です。。。
by hjnmc687
カテゴリ
全体
登山

日常
生きもの
ジョン・ミューア・トレイル2012
未分類
以前の記事
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
六日目
at 2012-10-12 18:36
五日目
at 2012-10-11 17:58
四日目
at 2012-10-11 17:09
三日目
at 2012-09-14 00:44
二日目
at 2012-09-13 23:44
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


<   2012年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧

1日目

7月10日 歩行時間16:05~19:20 距離8km 
サンフランシスコ→ヨセミテ→リトルヨセミテ

 朝5時半ごろホテルを出発。セブンイレブンで適当に朝食を買う。店内はセルフサービスのコーヒーなど、日本には無いシステムがあり興味深げに見ていたが、面倒なので買わなかった。BLTサンドと野菜ジュースを買ったけれどどちらも塩気が強すぎる。量も無駄に多いのでなんだか飽きてくる。そうこうするうちにバス停到着。早朝の寒さは一層堪える。ダウンベストでも全然寒いくらいだ。
d0262342_1344236.jpg

 バスは定刻の7時に出発。Emery villeで鉄道に乗り換えMercedへ向かう。道中は原野や畑が続く広大な土地が続いていた。風力発電も盛んなようだ。鉄道は海岸ぎりぎりの場所も走る。日本と違い、テトラポットのようなものもなく、高潮が来たらもろ潮を被るだろうなと、どうでもいい想像をしながら過ごす。湿原も何か所かあったし、野鳥も結構たくさん集まっていた。理由はよくわからないがMercedには一時間おくれで到着する。しかし駅でヨセミテ行のバスは待ってくれていた。朝と違って猛烈な暑さ。途中から大陸側に走っていたので、もしかすると、内陸性の気候に変わってきたのかもしれない。
d0262342_13482440.jpg

駅舎とアムトラックの鉄道車両

 バスでしばらく走り、山間地のつづら折りの道を登っていく。巨岩帯が出てきて、それらしい雰囲気になってくるにつれて興奮も高まってきた。森林を抜けてヨセミテフォールが見えた時には、ついにやってきたなという思いがこみあげてきた。ちなみにヨセミテフォールの落差は739mで世界7位を誇るらしい。が、流れ落ちる水は少ないようだった。14:30ヨセミテロッジに到着。着いてからは早速ウィルダネスセンターを探す。それにしても暑さが尋常でない。感覚的には40度くらいあるんじゃないかと思うくらい暑い。日照りも容赦ない。帽子がなかったら30分で熱中症になりそうだと思った。
 ウィルダネスセンターはビジターセンターのすぐそばにあった。事前にパーミットの予約をしていなかったので、当日分の枠があるかどうかはかなり疑問だったが、聞いてみるとまだ空きがあるとのこと。英語は得意でないけれど、受け付けの女性レンジャーが分かり易く教えてくれた。
 ここで一泊目をリトルヨセミテという場所で過ごすパーミットを取得することにした。ルートへ向かう登山口は一つなのだが、一泊目の宿泊地を何か所か設けることによって、一極集中による過度な利用を抑える工夫をしている。ちなみにヨセミテからJMTに入る場合は、三か所の中から一か所を選ぶ仕組みになっている。リトルヨセミテはちょうど中間の距離にあたる。
d0262342_146272.jpg

木造のウィルダネスセンター。園内の建築物は基本日本と同じで自然に溶け込む造りになっていた。
d0262342_1461981.jpg

ウィルダネスパーミットの受け付け。ここではJMTのほかにもハーフドームのパーミットなども発行してくれる。
他にもベアキャニスターの貸し出しや、地図、書籍の販売もしていた。

 まさか初日から歩けるとは思っていなかったので、得をした気分で園内の巡回バスに乗り込む。少しはヨセミテバレーの観光もしたいなと思っていたが、時間がないので諦めることにする。出発するころには午後4時を回っていた。女性レンジャーがいうにはリトルヨセミテまでは8kmで3時間の道のりだという。少し焦りながらも
ここで記念すべき一歩を踏み出すことができた。行きたかった場所を自分が歩いている現実が、素直にうれしかった。
d0262342_14163379.jpg

ジョンミューアトレイル211マイルの看板

 最初の区間はパーミットも必要のない観光地であるため、軽装な人がたくさん歩いている。大きなザックを背負っている人は非常に少ないので、どこまで行くのかとよく聞かれる。ウィットニー山を目指すのだと言うと、皆驚きながら励ましの言葉をかけてくれる。道行く人の多くが気さくに挨拶を交わしてくれるのは日本も同じだけれど、これはとても良い文化だと思う。道中2つの滝(バーナル・ネバダ)を超えて登っていく。しかしこの区間は高低差が大きく、また殺人的な暑さも手伝ってかなりしんどかった。リトルヨセミテに到着したのは午後7時過ぎでレンジャーの言った通り、3時間かかった。

 リトルヨセミテはハーフドーム行の登山者の宿泊地でもあるため、大人数の収容も可能なテント場になっている。またレンジャーステーションも森林に隠れるようにひっそりと建っていた。さっそくテントの設営にかかる。がここで重大な問題に直面する。テントポールの継ぎ目が見事に潰れている。きっと飛行機の荷物輸送の際に手荒な歓迎を受けたのだろうと、忌々しい気持ちになるがそうも言っていられない。テントが建たなければこの旅はいきなり終了になってしまう。潰れたままではポールが組み立てられないので、石で叩いてみるが全然入る様子はない。やむを得ずポールの継ぎ目全体をカバーできる非常用の管を使用して事なきを得る。が、テンションがかなりかかる部分だったのでいつまた壊れるかもわからないし、生地にも相当な負担がかかりそうだった。

泣き言を言っても遅いし、疲れたので飯を食って早々に眠ることにする。
[PR]
by hjnmc687 | 2012-08-05 14:42 | ジョン・ミューア・トレイル2012

移動日

7月9日 
サンフランシスコへ

 成田空港から韓国の仁川経由でサンフランシスコ入りした。空港から翌日のバス乗り場は結構離れているので、地下鉄で予約したホテル近くの駅まで移動する。ホテルは分かりづらい路地裏を歩き回ってようやく発見した。安さ優先でユースのドミトリーを選んだのだが、これまた小汚いホテルだった。部屋にはベッドしかないし、窓もない。囚人部屋のようで笑ってしまった。しかも街中よりも治安の悪そうなロビー。よっぽど他のホテルを取り直そうかと思ったが、せっかくの旅なので過程も楽しむことにした。

 どちらにせよやるべきことがいくつかある。貴重品以外の荷物を部屋に残して、食糧、登山用品の買い出しとバス代の決済をしに行くことにする。食糧は市内のスーパーで済ます。ジャーキーやパワーバーなどをまとめて購入する。日本よりは物価は2割くらいは安い。登山用品は郊外のREIで購入する。売り場面積が広くて値段もそこそこ安かった。ここでガスカートリッジと虫除けなどを購入する。続いてAMTRAKのチケット決済に行く。ほぼメインストリートを歩くだけで到着できるので、迷うことはなかった。ついでにバス停も確認しておく。(茶色い建物がAMTRAKの事務所でバス停は写真撮影の立ち位置付近)
d0262342_1392829.jpg

 それにしてもサンフランシスコは寒い。海抜0mのカリフォルニア州だというのに、これにはビックリした。着ていたシャツ一枚では間に合わず、ダウンベストを羽織った。道行く人も日本の秋ごろの服装をしていた。この様子ではヨセミテや高山地帯はどんだけ寒いのかと心配になってくる。防寒系の装備はあまり持ってこなかったのだ。

 色々な不安は尽きないが、ホテルに戻ることにする。同部屋の人間は中国人と韓国人だった。ずっと白人に囲まれていると同じアジア人がいると少し安心する。特に中国人の方はヨセミテ観光に行ったとのことで、情報をくれる。よくよく聞くと彼はマサチューセッツ工科大の生徒らしい。英語も堪能だし。流石だなと思った。翌朝早いので早々に眠る。
[PR]
by hjnmc687 | 2012-08-05 01:41 | ジョン・ミューア・トレイル2012

準備編

 2012年7月、アメリカ合衆国にあるジョン・ミューア・トレイル(以下JMT)のスルーハイクに挑戦しました。
これはその記録と、これから出発する人の背中を押すことを目的に書いています。
 国内登山とは勝手が違うので、なかなか一歩を踏み出せずにいる人も多いかもしれません。でも大丈夫。必要なのは縦走装備で北アルプスを2~3日歩ける体力と、長めの休日だけです。英語力はなくても全然OK!
 何せ私は、一人海外旅行は初めてで、英語も自分の欲求を伝えるくらいしか出来ない。そんな人間でも問題なく行けるような場所です。



・・・・・・・・
 JMTを歩こうと決めたきっかけは、正直思い出せない。去年の秋ごろから漠然と行きたいなと思っていた。どんな場所かは全然知らなかったけれど、なぜか2012年には必ず歩き通そうと決めていたのである。なんだか不思議なものだなと思う。知らないのに行きたいなんて・・・。
 それから少しずつ関連書籍など、情報収集を始めた。何しろ一人での海外旅行すらしたことがなかったから、トレイル以外のことも色々と知らないことばかりだった。が、ものぐさな性分から結局、まじめに準備をしたのは最後の二か月くらいだと思う。ちなみに二か月間で準備したことは以下の通り(実質すべて)。

●航空券の手配・・・・出発二か月前(安いうちにとりあえず押さえてしまおう)

●食糧の準備・・・・出発二か月前から
 これは以外に苦労した。安易にアルファ米に頼るのは嫌だったし、何より安く済ませたかったからだ。コンロとの相性やカロリー計算までいろいろ考えたが、朝はソーメン+乾燥野菜+ジャーキー、昼はカロリーメイト+パワーバー+ドライフルーツ+ジャーキー+ナッツ類、夜はクスクス+乾燥野菜+ジャーキーにした。この他、コーヒー、お茶、サプリ類を追加する。コンロは最近のウルトラライト志向を真似して、アルコールストーブにしようと考えていたが、これは意外に燃料がたくさん必要だし、細かい調整もできないし、テントの中も臭うので辞めてガスにした。毎日二リットルくらいのお湯を沸かしたけれど、350Gのガス缶一つで足りてしまった。ちなみにジャーキーは日本からアメリカに持ち込めないので注意。こういうのは事前に調べた方が良い。

●ウィルダネスパーミットの取得・・・・・出発二か月前
 半年前から取得できるが、私の場合はFAXしたものの返事が返ってこず、結局未取得のまま旅立った。ウィルダネスパーミットは日本でいう利用調整地区への入山許可に等しい。予約はすぐに埋まってしまうが、当日枠も残されているため、飛び入りでも諦める必要はない。(事前予約60%・当日40%)ただし、全体の許可数は少ないので、事前に予約した方が良いと思う。最悪の場合はヨセミテで一泊して、翌日の枠を早朝から並んで取得することもできる。(ヨセミテの日中の気温は殺人的な暑さなので、宿は取った方が良いがこれもすぐにいっぱいになる)どのみち早め早めが吉。

●サンフランシスコの宿泊先の予約・・・・・出発一か月半前
 適当にバス停の近くに取ったがこれはどうとでもなる。

●サンフランシスコからヨセミテバレーまでの足の確保・・・・一か月前
 AMTRAK(アムトラック)を利用した。サンフランシスコの港近くからバスでEmeryvilleまで行き、そこから鉄道でMercedまで。そこからまたバスでヨセミテ入りする。これは通しで買えるので便利。しかしネットで購入するにはクレジットカードの持ち主の現住所が、アメリカでないとならない。仮予約だけして現地で決済する方法も取れるが、早朝のバスの場合だと事務所が営業していないため、現地決済は選べないようになっている。私はやむを得ず営業開始後の二番目のバスを選択し、現地で決済する方法を選んだ。バス停は事務所の真ん前なのだが、前日のうちに決済と下見をしておいた方が良いと思う。

●Vermilion Valley Resortへの補給物資の送付・・・・三週間前
 私は21日間で歩き通すつもりで計画を立てたので、半分程度の物資はあらかじめ、コース中盤にあるこのリゾートに送っておいた。非常にハイカーズフレンドリーな場所で、JMTハイカーやPCTハイカー御用達のオアシスのような場所だ。当初はすべての物資を持ち運ぼうとも思ったが、楽しむことが一番の目的であればそんなことに拘らずに送った方が絶対いいし、何よりベア・キャニスターに入りきらない。シャワーも浴びられるし、おいしい食事も摂れるのでどうぜ立ち寄ることになると思う。ちなみにEMSで送っても大丈夫。容器も段ボールで問題ない。(みんな段ボールで送っている)

●下山後の宿、交通手段
 これは特にしなかった。いつ下山できるかわからないし、あまり無駄なスケジュールに縛られたくなかったからだ。私は帰りはロサンゼルス空港を選んだのでバス(ESTA)の予約も不要。ただしESTAは曜日によって運行しない日があるので注意。

●フィッシングライセンスの購入
 現地で購入した。釣りがしたい人は絶対必要。とは言え、担当局(フィッシング&ゲーム)の職員が現地を歩いているわけではないので誰に文句を言われることもきっとないだろうが・・・。国立公園管理局(NPS)とは管轄が違うのでレンジャーとも関係ないはず。

以上が最後の二か月でやったことのすべて。
これでやっと出発できる。
[PR]
by hjnmc687 | 2012-08-05 00:53 | ジョン・ミューア・トレイル2012